2012年3月11日日曜日

将棋の駒の持ち方についての質問です。

将棋の駒の持ち方についての質問です。

テレビ等で、多くのプロ棋士の方の対局時に、特に手元の横方向からとか映った時に注意して見ておりますと、中指を駒の中央に乗せ、人差し指を駒の後ろにあてがって、

つまり入門書に書かれてあるような中指と人差し指で駒を上下の面から挟むのでなく、駒の後面と上面の微妙に90度を切る角度を利用して、

その角を中指と人差し指で挟むようにしながら持って「パチリ!」と軽々と駒を指したり、感想戦でもその持ち方でスイスイと凄く手馴れた速さで駒を動かしたりしている手先を再々見ますが、

あの持ち方がどうしても出来ません。

と言いますか、駒の後面と上面だけにそれぞれ指を1本ずつ当てた状態では、駒が浮きさえしません。どの駒でも無理です。

原理は分かるのですが、指がその通り機能してくれません。

何かコツとかあるのでしょうか?

それともあれはよほどに駒慣れしないと出来ない持ち方なのでしょうか?

どなたかご教示下さい。よろしくお願いします。


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確かに将棋指しの人差し指は駒の裏ではなく尻にかかっています。セコ技ですが、私は人差し指に息をハーッと吹きかけると大体うまくいきます。それでも時々駒を盤上に落とすので普段は碁を打つときのような手つきで指しています。

話がそれますが、ドイツ語のRの発音の練習方法としてうがいをします。うがいの水の量を段々少なくしてゆくと、ついには水全く無しでうがいが出来るようになります。それがドイツ語のRの発音です。だからそのうち「ハーッ」なしでもうまく指せるようになるだろうと期待しています。



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①中指で駒の上に、人差し指を駒の左、薬指を駒の右に添え、指三本で駒を持ち上げる(左利きの人は逆)。

②持ち上がったら、親指を駒の下に添える。

③人差し指を駒の下に移動させ(親指を右に押し出す感じ)、親指を離す。

④中指と人差し指で駒の上下を挟んだら、薬指を離す。

⑤そのまま振り下ろし、駒が着地する寸前に人差し指を後ろに引く(でないと指を盤に挟んでしまう)。



成る時は、

①親指と人差し指で駒を持ち上げる。

②駒を左に回転させて裏返し、中指と薬指を添える。親指は駒の下に移動。

あとは上記の③~⑤と同じ。



上記の動作を素早くやっているのです(人によっては微妙に異なることもありますが)。

駒の角(表面と駒尻の間)を挟んで持っているのではなく、

指した瞬間にそういう風に見える(⑤の動作時に人差し指を駒尻に添えている)のです。

中には角を持つ棋士もいるのでしょうが(よく盤に指を挟むから?)、

そちらの「コツ」はちょっとわかりません…

(先日の「プロフェッショナル」を見たとき、二人(羽生、森内)は駒の上下を指2本で挟んでいました)



「手つき初段」という言葉があるそうで、

この駒を指す所作が自然にできる頃には(アマ)初段くらいの実力がついているそうです。

なので、将棋を指していれば自然と身につくと思います。

そして将棋の駒以外のもの(麻雀牌など)を同じような持ち方をする癖もつきます(笑)。


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随分前ですが、大山名人に駒の持ち方を伺ったことがあります

(学校に講演にいらっしゃったので、その時にお話を聞く機会がありました)

実際に目の前でやっていただいたのですが、確かに駒の上面だけを指二本で持っていて、下側は全く触れていませんでした

一所懸命まねをしてみましたが、どうしても自分にはできませんでした



何かコツがあるらしいのですが、そこまでは教えてもらえませんでした

ただ「永年やっていると、こうなるんだよ」と・・・

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